魂の繋がりを教えてくれた、沖縄での恩返し

撮影都市:沖縄、東京、静岡、愛知、滋賀、大阪、兵庫

沖縄国際映画祭2023正式出品
「風が通り抜ける道」(2024年作品)
スピンオフ長編新作映画


INTRODUCTION & STORY


令和四年度沖縄県後援映画『風が通り抜ける道』(田中壱征監督)
に登場する沖縄のカフェで働く月皐が、移住を決める事になった、もう一つの物語。

自分の意見を伝えるたびに家族が壊れていく事に耐えられなくなった皐(さつき)は、大阪の実家を離れ、東京で働いていた。
周りの意見に従うだけの生き方に、世間の風は冷たく吹き付けた。

自分にも、周りの言葉にも閉塞的になる皐。
偶然、沖縄人と結婚した幼馴染と再会すると、ぬくもりを求める様に沖縄へ旅立つ。
一人で過ごすだけの皐は、海の先を見続けた。

移住者たちに紹介されたウチナーのおばあが、皐の魂に問いかける。
「好きだから、怖いんでしょ?」
勇気と想いを胸に、皐は大阪へ戻った。


DIRECTORʼS STATEMENT


第2次世界大戦終戦から七十数年を迎える。
戦争を体験していない世代の人間が多くなり、この国を動かし、生きている。
平和を謳った先人たちの本気の想いは、若い世代の中で掠れ、自己優先主義が渦巻いてしまっている。
そして、近年、猛威を振るう新型コロナウイルスとの戦いが始まった。

多くの情報が手に入る一方、都合の良い解釈をし、自らは手を汚さず、文句を垂れる。
何が良くて何が悪いかの判断が、自分だけではできず、誰かの意見に賛同する。
辛いことはしなくていい、楽しい事だけすればいい、だって世界はあなたに優しいから、という風潮。

そんなに甘い事ばかりではありませんでした。
この世の中で、生きていきたいと、思えていますか?

しかし、近年、結婚-離婚ー再婚する事が当たり前になり、絆が薄れてきています。
親にとっては子供のための決断も、子供には大きな障害になることもあります。
そんな家族が多くなった現代・・・。

この映画を通し、地球へ恩返しをすると共に、愛が溢れる世界になることを願います。

監督 大原誠弍

映画「虹、結」は、認定NPO法人 日本レスキュー協会の活動を支援します。

活動内容
セラピードッグの育成・派遣や捨て犬の保護や動物福祉、2024年1月能登半島地震へ災害救助犬を派遣、避難所へペット支援活動 etr.